新年度になってからの一週間は忙しく、仕事によって心身ともに疲弊しました。
ストレスを受けたら、旅行が一番。ということで、半日使ってプチ旅行行ってきました。本当は弘前城とか行きたいのですが、弘前さくらまつりがまだ始まっていないので、次くらい?に行きたかった瑞巌寺へ行ってきました。
松島には何回も行っているので、瑞巌寺も恐らく行っているのだろうとは思いますが、なにぶん記憶にないですので、改めて行って参りましたよ。
瑞巌寺
ちなみに瑞巌寺に行きたい理由についてですが、当ブログを毎度ご覧くださっている方なら薄々わかるかと思いますが、瑞巌寺が国宝建築物だからですね。
最寄り駅は松島海岸駅。仙台駅からJR仙石線で約40分。松島は観光名所がコンパクトに密集しているので、まわりやすい印象。観光地化されているので、飲食店も多いので食べ歩きも楽しそうです。観光客は主に宮城県の地元民、東北地方からがやっぱり多いかな?
自分が行った日は、欧米人も多かったです。逆に、中国語が全然聞こえなかった。
瑞巌寺の起源は、平安時代まで遡ります。天台宗山門派の円仁が開祖といわれいます。
平安時代では奥州藤原氏、鎌倉時代では幕府から保護を受けます。その際、執権北条時頼によって、天台宗から禅宗へと転換しました。
総門をくぐると、本堂へと続く長い参道を歩きます。東日本大震災前は、左右に杉が生い茂っており、とても神秘的な参道となっておりましたが、津波の塩害によって杉が枯死。以前の姿とは違う参道となってしまいました。
実は先の総門を抜けた直後には、直進する参道とは別に、右から分岐があります。
岩壁に大小さまざまに掘られた洞窟が、参道から迂回するように立ち並びます。
長い参道を歩いた後、受付で拝観料を支払います。大人700円。
券売機で拝観券を購入する点で進んでおり、交通系ICカードで決済できるのも嬉しいです。
中門を入ると、本堂(方丈)が見えます。順路として、中門から入ることはできません。
丁度梅の花が咲いており、素晴らしい眺めでした。この日は、生憎雲が太陽を覆っていたのですが、もう少し天気が良ければ、更に美しかったに違いありません。
本堂は、正面38m、奥行24mの入母屋造の本瓦葺で、とにかく巨大な建物です。1604年、衰退していた瑞巌寺を伊達政宗が復興させ、この本堂は1609年に完成されました。
順路としては、庫裏から入場します。庫裏とは、当時の僧侶の居住場所です。
庫裏と本堂は接続されており、内部の廊下も国宝に指定されています。
本堂と庫裏の内部撮影はできないため、外観の写真しかありませんが、本堂の内部は10の部屋が存在し、伊達家の繫栄を感じました。部屋は金色の襖が印象的で、1月に訪問した名古屋城の本丸御殿を思い出しました。
さすがに徳川には及ばないものの、仏教寺院としてはかなりの豪華絢爛な造りで見事としか言いようがない。
明治天皇が巡幸した際に、一夜を過ごした(寝た)上々段の間が興味深かったです。上段の間の隣に配置してます。一説によると、伊達政宗の野望として、徳川家を滅ぼした後に天皇を後に招き入れるために用意した部屋らしいが...
その割には、部屋のなかは狭く、当時は暖房器具なんてなかっただろうし、「明治天皇(就寝時)かなり寒い思いしただろうな」と思った(笑)
余談ですが、瑞巌寺の近くにある五大堂(重要文化財)に寄ろうと思ったのですが、透かし橋が工事中で入れなかったので行けませんでした。発注は松島町じゃなくて、宮城県が行ってるんですね。工事概要が宮城県のホームページに載ってました。
五大堂に渡るための橋(透かし橋)の補修工事を実施します - 宮城県公式ウェブサイト (pref.miyagi.jp)
西行戻しの松公園
瑞巌寺から松島海岸駅まで戻った後、せっかくなので松島を眺望。
特に展望台みたいな場所はないのですが、西行戻し松公園が定番とのことでしたので、歩いて20分~30分かけて行きました。
結構な急勾配で行くまで大変でした...途中汗をかいたほど。
松島湾に浮かぶ島々と桜のコントラストが素晴らしいですね。デジカメでも何枚か写真撮ってたのですが、帰宅後に確認したら、SDカードの容量超過で保存できてなかった(汗)
ま、今度天気のいい日に再訪問したら、また撮りますわ。
久しぶりに松島に行きましたが、仙台駅から電車一本で手軽に行ける観光地なのが魅力ですね。昼から夕方にかけて行きましたが、電車の混雑率も少なく、シーズンをずらせば快適に過ごせそうです。
ちなみに、今回のプチ旅行で、東北の国宝建築物はすべて制覇しました!
最後に写真で紹介させてください。
大崎八幡宮(拝殿)だけ写真ないので悪しからず。どれも素晴らしい場所でした。
特に宮城県以外の国宝建築物はどこも、郊外に位置しており、現代においては秘境的側面が強いです。自然と調和し、佇んでいる姿が神々しい。
ではではー