Yu's Tea Room

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【新春世界遺産めぐりの旅】京都編①(宇治・祇園)

 

 

1月6日(京都①)

天気予報を確認すると、1月6日以降の天気は芳しくなかったため、晴れているうちに平等院に行くことを決めました。

JR宇治駅

平等院に行くために、まずは宇治駅へ向かうのですが、実は京都駅から結構離れてまして。何だったらJR京都駅より近鉄奈良駅のほうが近いです。

平等院

鳳凰堂(国宝)

JR宇治駅から歩いて8分~10分程度で平等院に着きます。

拝観料は大人600円です。表門を入ると、すぐ右手にあの鳳凰堂に見えます。

 

美しい浄土庭園と阿弥陀堂ですネ。池の中に建てることで、空中に浮いているように見せているのが特徴。

 

藤原頼通が創建。藤原家の最盛期といえば、丁度道長~頼通の時代ですが、きっと華やかな生活を送っていたであろう頼通でさえ、末法思想に恐れを抱いていたと思うと、色々考えさせられますよね。

真正面から

鳳凰

鳳翔館

鳳翔館は博物館です。規模自体はそんなに大きくないですが、『鳳凰』等、国宝を多数展示しています。

裏手から見た鳳凰

美しき庭園

観音堂重要文化財

とても大きい観音堂。今は修理中のため非公開。説明板等一切ないのが残念でした。

養林庵書院(重要文化財

重要文化財の建築物は、非公開で写真の奥にあります。

平等院の後は、宇治上神社へ。

宇治橋

宇治橋を渡ります。646年に架けられたと伝えられる国内最古級の橋らしいです。

古今和歌集源氏物語にも登場するらしいです(今度、該当箇所だけ読もうかな)。

現在の橋は、1996年3月に架け替えられたものです。

宇治橋から宇治川を望む

個人的には、宇治川といえば『宇治川の戦い』ですね。今から約840年前、源義経木曾義仲がここで戦いました。

朝霞通り

宇治橋を渡り、宇治上神社を目指します。

宇治神社宇治上神社

宇治神社鳥居

宇治神社到着。宇治神社は、宇治上神社とは異なりますが、二社一体の存在でした。

拝殿(京都府指定有形文化財

本殿(重要文化財

宇治神社を出て、さわらびの道を歩くとすぐ宇治上神社があります。

宇治上神社

宇治上神社鳥居

 

鳥居のすぐ隣にでかでかと『世界文化遺産』の文字が。アピール精神が伝わってくる。
奇遇なことに、2023年は卯年なんですよね。そのうさぎに所縁がある宇治上神社に参拝できたことを光栄に思います。

本殿(国宝)

こじんまりとした神社ですが、建築物の数々はどれも一級品です。

まず、写真の拝殿ですが、国内最古の拝殿となっております。
鎌倉時代初期の造営になります。

拝殿(国宝)

本殿。こちらに関しては拝殿より更に古く、平安時代後期の造営です。

つまるところ、国内最古の神社建築となります。菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)、応神天皇仁徳天皇を祀っています。境内は広くないが、そこはとなくスピリチュアルパワーを感じることができました。

 

宇治上神社でパワーを頂いた後は、遅めの昼食。

朝霧橋

帰りは朝霧橋を渡って、JR宇治駅方面に戻ります。

道中、中村藤吉を発見し、ここで昼食をとることにしました。

中村藤吉平等院

中村藤吉は、安政元年創業の老舗お茶さんです。

宇治川を見ながらお食事、最高。

中村藤吉は、ロケーションが素晴らしいです。

平等院店では宇治川を見ながら優雅にランチできます。

中村藤吉平等院店外観

中村藤吉平等院店ですが、写真の通り全く飲食店の雰囲気がないというか、ただの一軒家に見えます。店内はかなりリノベーションされていて、綺麗でしたよ。

通圓

中村藤吉でエネルギー補給したあとは、宇治橋をもう一度渡り、通圓さんでお食事。

通圓は、創業1160年。

 

...

1160年だと!?

平安時代からお店が続いていることに驚きなのですが、通圓よりも歴史のある企業が国内にあと9つもあるらしい。

んで、歴史がこれだけ長いので、当然建物も古いわけで、写真の店舗は1672年築。

いやー、すごい!なんか日本遺産の構成文化財のひとつになってました。

 

しかも、やばいのが何と広辞苑にも「通圓」が載っております。

 

上抹茶とお菓子

とりあえず、定番を注文。

こういう場所に行って、初めて和菓子のお作法とか調べました(笑)味は、安定の美味しさ。上抹茶は苦さを感じ、お団子はしっかり甘いです。

京都タワー

宇治駅から京都駅に戻り、京都タワーの展望台に上がりました。

展望台は暗くて、雰囲気は良い

京都タワーの良いところは、駅からかなり近いところですかね。気軽に夜景を堪能できます。一方で、東京タワーとかと比べると中は狭いです...それで、人が多いので人口密度は高いです。んで、望遠鏡があるので、遠くの寺社仏閣を眺めて楽しめます。

 

京都は、都市景観政策によって高層ビルがありません。その影響もあって夜景に関しては、個人的には感動できるほどの印象は受けなかったです(京都府民の皆さん、すいません)。

 

この日は、マックとかでご飯を食べて携帯を充電し、四条烏丸などを散策。

四条烏丸

この日を通じて、京都市内のビジネス街や繁華街がどこかを学ぶことができました。

散策終了後は、再び京都駅に戻りました。

京都の夜景

京都駅の空中径路から京都タワーの夜景を撮影。

空中径路までの通路

空中径路、もといスカイデッキなんですが、なんか通路の電飾も綺麗だったし、夜景とか見たいなら京都タワーよりこっちのほうがおすすめかも。無料ですし。

賀正

京都駅

京都駅はこのガラス張りの解放感あふれる駅舎が素敵ですよね~

八坂神社

西楼門(重要文化財

京都駅から祇園方面まで再び移動。ここまでで夜の10時半くらいだった気がしますが、最後に八坂神社に行ってました。

 

京都の繁華街・祇園を突っ切ると、終着点のように位置しています。

西楼門がお出迎え、境内最古の建造物、応仁の乱で焼失後、再建。

舞殿(重要文化財

参道を歩くと、境内の中央に舞殿があります。1874年再建。

提灯が沢山連なっているため、夜間明かりによって一番目立ちますね。

本殿(国宝)

本殿は写真では収まりきれないほど、巨大な建物となっております。

公式ホームページによると、ご利益は安産、学業成就、縁結び、商売繁昌、家内安全、厄除、災難除となっております。何でも網羅してるな....

夜の参道(万灯籠)

文化財指定されている建築物が多く、スケール感の大きい神社でした。

神馬舎(しんめしゃ)

日吉社重要文化財

美容水

帰りに花見小路も散策しました。

この時間23時過ぎてたこともあってか、誰もいませんでした。

 

Rumor Plaza

 

この日のホテルはカプセルホテルです。地元のサウナ―からは有名らしいが、現在はリニューアル工事で休業中(2023/11/1時点)。

立地が素晴らしいですね。

細長いビルに、カプセルホテルとサウナが入っております。

カプセルホテル内部

寝室スペースは非常に綺麗ですネ。まぁ、一日目にあいりん地区の激安カプセルホテルに泊まったのもあると思いますが....w

んで、サウナエリアも割と広いです。市内プールみたいな雰囲気で、目新しさはありませんが、風呂も何種類かあって楽しめました。

 

京都編②へ続く。

 

↓前回

rissho-blog.hatenablog.com

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