3連休ということで、日曜と月曜で福島県いわき市に１泊２日のプチ旅行に行ってきました。お目当ては県内唯一の国宝建築物「白水阿弥陀堂」。
ずっと昔から行きたい行きたいと思っていましたが、遂に拝観が叶いました。
仙台駅から出発。常磐線で原ノ町駅で乗り換えていわき駅。片道2,640円。
いわき市に訪れるのは1年ぶりな気がする。
前日にいわき駅前のカプセルホテル＆サウナでくつろぎました。
3800円、サウナが丁度いい温度だった。
駅前の珈琲館でモーニング、優雅ですなぁ。
海の日に白水阿弥陀堂に訪問。いわき駅前発のバスで、あみだ堂前下車。片道400円。
内郷駅から徒歩30分かけて行けなくもないですが、この日は気温32度で猛暑。
正直言って、夏に徒歩で訪問という選択肢はありえませんな。
周りは山々に囲まれており、田舎のよくある風景。
駅前から離れているから、祝日にもかかわらず人が少なかった点で良かったです（全くいないわけではないです）。他の観光客は車で来ていました、そりゃそーだ。
阿弥陀堂を取り囲むように、左右に巨大な浄土庭園が広がっています。以前は、田んぼ？でしたが、発掘調査によって庭園があったことが判明した経緯があります。この辺に関しては、いわき市HPに詳しく書かれいます。リンクを貼っておくので、是非読んでみてください。
『白水阿弥陀堂』(令和2年2月26日市公式Facebook投稿)｜いわき市役所 (iwaki.lg.jp)
白水阿弥陀堂は藤原清衡の娘、徳姫が建てたとされており、その事実もあって私の中では中尊寺金色堂の兄弟分であると勝手に思っています。
歩いてみた感想としては、こじんまりしている印象。境内には、事務所と阿弥陀堂があるのみで、それ以外に周囲に建物がありません。拝観時間も私はじっくり一時間かけましたが、30分でも十分足りるかと思います。
阿弥陀堂に入ると、立像が安置していました（国の重要文化財）。
様々な角度からでもまた違った風景が撮れました。
浄土庭園は外周できるようになっています。歩きながら、浄土式庭園の広大さを実感できました。
まとめ
先貼ったリンク先に、過去の白水阿弥陀堂の写真が、周りの風景とともに載っています。それ見ると分かるのですが、建築物や風景ともに、現在と全然変わってないんですよね。もちろん発掘調査の成果によって、浄土庭園が再現されたりと、移り変わりはあるのですが、何十年・何百年経ってもその悠久の姿に変化はありません。
これこそが正しく文化財を見に観光しに行くことの醍醐味というか、過去の時代を追体験できる・・・、昔の人々の気分に立って風景を見れる・・・そう思いました。
東大寺とか有名な観光スポットだと、人が多すぎてなかなかそういう思考になれず、ただ「すげぇ」と思って終わりがちなんですが、今回人が少なかった白水阿弥陀堂を拝観して、その思いに改めて気づくことができました。
派手な旅行では決してありませんでしたが、とても大事な思い出になりました。
これで、あと私が絶対に行きたい阿弥陀堂は残りひとつになりました。それが「富貴寺大堂」です！高校時代から行きたいと思っていた阿弥陀堂です。知らない方は調べてみてください、とても美しい佇まいですから。
