Yu's Tea Room

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【感想】『Go!プリンセスプリキュア』を全話見た

※2022年1月25日深夜視聴完了

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©2015 ABC/東映アニメーション

評価

ストーリー ★★★★★

キャラクター ★★★★☆

アクション ★★★★★

作画 ★★★★★

演出 ★★★★★

劇伴 ★★★☆☆

 

総合評価 ★4.5

 

感想

「夢」が軸となっているストーリー。

内容に関しては、女児向けアニメで一括りするには、もったいないくらい完成度が高いです。

 

ウルトラマンティガのように、日常回のなかに伏線をはっていき、それがひとつの物語に集約される形がとられています。それも章立てがわかりやすく、

 

クローズ→トワイライト→ディスピア(1戦目)→ロック→ディスピア(2戦目)→クローズ(ラスボス)

 

という数多くのボス戦が用意されていて、見てて飽きさせない構成になっています。内容が面白いプリキュアって、男が見ても熱くなれる展開が用意されている法則(ハートキャッチとか)。

あと、最初の敵がラスボスって、激熱だよね。

 

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©2015 ABC/東映アニメーション

最終回は、Bパートが若干駆け足ぎみでしたが、すっきりとした終わり方でした。

Post Anime Depression Syndromeとは (ポストアニメデプレッションシンドロームとは) [単語記事] - ニコニコ大百科 (nicovideo.jp)

全話視聴後、虚無感にかられたが、ハトプリ・スマプリほどではなかった。

強いていうなら、最終回~エンドロールまでの彼女たちの歩みが知りたい。

 

作品の舞台も素敵で、外国っぽい雰囲気です。

 

私のお気に入りの回は、36話45話です。推しキャラがみなみさんなのもあるのですが...

36話は演出と、「企業に属している研究者は制約に縛られてしまうことがある」という女児には理解できないであろう、小難しい社会事情を教えてくれる大人向けな内容が良かったです。45話は家族愛を感じるエピソードで泣きそうになりました(泣いてないけど...)。

 

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©2015 ABC/東映アニメーション

んで、キャラクター達に関してですが、基本的に不快なキャラが出てこないのが良いです。スマプリとかは、やよいに陰口や馬鹿にするモブが出てきてましたが、この作品には、悪役とか除けばそういうキャラは出てきません。サポート役であるカナタ王子も有能。

じゃあ、何で★4かというと、うーん....これは好みの問題ではあると思いますが、主要メンバーが地に足がついているんですよね。

 

  • 海藤みなみ→社長令嬢。ハイスペック。
  • 天の川きらら→トップモデル(母も同じ)。こんな中1いない。
  • 紅城トワ→別世界のプリンセス。ハイスペック。ブラコンで百合担当。勘が鋭い。トワイライトの時も好きでした。

 

まぁ、物語のなかである程度の成長を感じることはできるのですが、基本的には皆性格が完成されていて、あまり共感できる人物がいなかったなと。

 

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©2015 ABC/東映アニメーション

唯一主人公の春野はるかは、一般庶民の家元ですが、理想のプリンセスになるためにどんな物事に対して、絶え間ない努力によって幅広くマスターできるある種の才能を持っています(しかも、メンタル強し)。現実の日本だと過労死するタイプです。

 

次に、作画・アクションについて。

本作は何といっても、劇場版ばりの作画とアクションが魅力です。特に、ロック戦とラストのクローズ戦はすごい。中盤は少しだれている印象ですが、総じてクオリティが高いです(Goプリはキャラの線画が太い)。

 

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©2015 ABC/東映アニメーション

そして、アクションに関しては、激しい動きが特徴的で、戦闘に躍動感があります。

必殺技はCGで、最初は違和感を感じますが、見ているうちに慣れます(笑)

 

また、OPの細かな変化にも注目です。変身シーンもバンクは使っているものの、服装が各々そのときに着用しているものを描いています。

 

総評すると、物語はハートキャッチ並みの熱く、クオリティの高い戦闘シーンに特徴がある作品です。ラストもどこか儚さもありますが、すっきりとした終わり方です。良作。

 

映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!!

※2022年1月27日深夜視聴完了

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©2015 ABC/東映アニメーション
  • 個人的には結構好きな映画。
  • 独立した話の3本構成になっているが、2本目と3本目は実質地続き。
  • 最初の5分くらいでフルCGのショートアニメ、キャラはSDサイズ→セルベースの長編作品、これが映画の核で大体50分くらい→ラスト20分くらいで、2本目の後日談的話。これもフルCG。
  • 中尾隆聖が登場する。
  • 若干詰め込み感は否めないが、物語としてしっかり成り立っている。
  • 全体としてハロウィンがテーマになっている。