※2021年11月30日深夜3時前全話視聴完了
評価
ストーリー ★★★★☆
キャラクター ★★★★☆
アクション ★★★★☆
作画 ★★★★☆
演出 ★★★★★
劇伴 ★★★★★
総合評価 ★4.3
感想
©2012 ABC/東映アニメーション
ストーリーを一言でまとめると、キュアデコルを集めて(ロイヤルクイーンを復活させることが目的)、皇帝ピエーロの野望を阻止するというもの。
震災のあとに作られた最初のプリキュアで、その作風も明るいものとなっています。確かに、見ていて笑えるお話や場面が多かったですね。
一方で、感動もしっかり網羅していて、素晴らしい作品に仕上がっています。
伏線回収も上手で、第7話で張られた伏線を44話になって深堀しています。
©2012 ABC/東映アニメーション
個人的にお気に入りの回は、
18話、32話、39話です。
特に18話は号泣しました。おすすめです。
話の構成について
スマイルプリキュアは、ハートキャッチプリキュアと違って、主人公の周り(例:クラスメート)にスポットライトは殆ど当ててません。脇役が重要になったのって、文化祭回と、みゆきのおばあちゃん回だけだった気がします。
つまり、プリキュアに変身する5人+妖精のキャンディを軸にした構成となっています。
ここら辺は好みが分かれると思います。これに関しては、私は、以前見たハートキャッチプリキュアのような脚本構成が好きです。理由は、やっぱりお話全体が単調・マンネリがちになってしまうからですね。
しかし、この姿勢を全話通して徹底したからこそ、最終決戦はもう感動の嵐。
32話と47話で、キュアハッピーが発した友達を思う台詞が非常に心に響きます。
あと、ハートキャッチプリキュアでもそうだったんですが、敵幹部の最後も泣いてしまいます。辛い境遇にあった彼らの苦労を知ると、もうその最後が泣けるんです。
©2012 ABC/東映アニメーション
余談ですが、スマイルプリキュアは「キャンディの成長」「キャンディーをめぐる物語」ともいえます。これは、同じ年に放送していた仮面ライダーフォーゼと似ていますね。
絶望しては、乗り越える。本作は、『笑顔』がテーマだけど、『仲間・友達』も大切なキーワードです。
私事だけど、この時期にこの作品を見れてよかったです。
他特記事項
©2012 ABC/東映アニメーション
- 好きなCPは、みゆやよ、なおれい。みゆやよは、個人的な意見だけど、5人のメンバーのなかで一番シンパシーが合っていると思う。共通点は、お互いオタク気質・反応する箇所が同じところなど。なおれいに関しては、幼馴染設定で、ふたりとも気心が知れた雰囲気を感じさせるところが良い。また、れいかが最終話でなおに抱きついており、「なんで急に抱きつく?」と困惑しながらも、深い友情が垣間見れた。
- 本作の残念だと思っているところも一応あって、それは整合性。みゆきが、笑顔を大事にし、友達を作れるようになった経緯が、アニメ本編と後述の映画で経緯が異なる。何かフォローがあると良かったかも。
『映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』
©2012 ABC/東映アニメーション
本編見終わったあとに視聴。
時系列は、ロイヤルレインボーバーストが使えた描写から、本編32話から45話の間に起きた出来事だと考えられる。
感想
- 牛魔王とキュアサニーが漢で、かっこいい。
- 映画だし、派手なアクションを楽しめる。
- キュアハッピーへの告白大会。
- ヤンデレニコちゃん。
- 魔王つよすぎぃ!!強さ的には、ピエーロの次点といったところか。
- 魔王の目的は、大体ピエーロと一緒。
- 個人的には、映画『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』のほうが面白かったです(あくまで個人の意見です)