新型コロナウイルスの影響で、世界の商業施設・観光地が閉鎖を行っている中、中国の万里の長城は24日から、一部区域から観光再開を行いました。
1月25日から全面区域で観光禁止が行われていたので、2か月ぶりの再開となります。万里の長城は、一部区域で観光再開したものの、紫禁城や上海ディズニーランドでは依然として閉鎖が続いています。
開放区域は、最も人気がある「八達嶺長城」
一部観光客の受け入れを再開とのことですが、その一部とは八達嶺長城のことを指します。八達嶺は、観光客から最も人気のあるエリアで、コロナウイルスが蔓延する前の2019年6月には中国当局が、一日の観光客を制限するほどでした。
また、八達嶺は、北京から北西約70kmに位置しているそうです。
観光再開後も、厳しい条件が付けられる
一部観光再開といったものの、観光するためには諸々の条件が必要なようです。
- チケットは事前に予約が必要
- 現地で検温の義務が課せられる
- マスク着用必須
- 来場者間は最低1mの距離を取らなければならない
- そもそも入場者は、平常時の3割に規制
などなど...細かく設定はされているものの、対策一つ一つにも諸々の問題がありそうです。例えば、「お互いの距離を1m以上開ける」とかは、その間隔と統制が上手くとれるか疑問です。
さて、今の時期に開放とのことですが、私の感想といたしましては、観光再開は時期尚早なのではないかと思います。
というのも、今は人が来ないのではないでしょうか。日本を含め、諸外国では、中国への入国禁止・制限をしていますし、訪れるのは国内の人々に限られるでしょう。
そして、その中国国内でも一部の省ではロックダウンをしている有様。そんな状況の中で、人気観光地を訪れる人は果たしているのか、否か。
この記事を書いている時点で、既に観光再開していますが、客の入れ込みはどうなっているのでしょうか...気になる所です。
参考:CNN