Yu's Tea Room

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【感想】『キラキラ☆プリキュアアラモード』全話見た 

※2022年3月9日正午全話視聴完了

 

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©2017 ABC-A/東映アニメーション

 

評価

ストーリー ★★★★☆(大筋は良い)

キャラクター ★★★★★(可愛らしいデザインと、個性豊かなキャラクター達)

アクション ★★☆☆☆(後述)

作画 ★★★★☆(安定している、一方で神作画は少なめ)

演出 ★★★★☆(41話は激熱)

劇伴 ★★★★☆(各々異なった変身BGMが良い、またキャラソンも劇中で多く使用された点もGOOD)

 

総評 ★3.8

 

感想

ストーリー

©2017 ABC-A/東映アニメーション

 

作品を通してのキーワードは「大好き」です。それぞれの大好きが作品の中で描かれています。

 

改心したあとも、ジュリオは最終話OPで許されなかった。
©2017 ABC-A/東映アニメーション

 

また、スイーツがテーマの作品でもあるので、見ているとスイーツが食べたくなったり、作りたくなります(今度スイーツ作ったらSNSにあげようかな...)。

 

肝心のお話なのですが、上にも書かせてもらった通り、本筋はとても良いです。

話の流れも面白いし、各エピソードで特段つまらなかったのもないですし。

 

プリキュアは40話?辺り(要は終盤)で、プリキュアメンバー達の進路や夢にまつわるエピソードが描かれるのですが、プリアラの場合はちょっと特殊で、主人公の宇佐美いちかのそれに関する話に触れずに最終決戦に突入します。

 

自分も見ていて最初は困惑しましたが、実はそれが伏線となっており、最終回の後日談でそれが回収されるのは見事だと思いました。

 

★をひとつマイナスにした理由は、説明不足の面が目立ったからです。

例えば、プリアラは最初の10話くらいまでは「ガビー」を筆頭とする悪い妖精達と戦うことになるわけですが、第1話の時点で急にその「ガビー」が何の説明もなくプリキュアと戦う展開になったことや、

 

悪の親玉であるノワールによって闇に染められたジュリオが放った闇の力によって、周りに集まっていた妖精達が吹っ飛ぶシーンがあるのですが、この妖精達の安否が結局わからないまま=無視されたまま話が進むなど、説明不足な点が気になりました。

 

そもそも、ガビー達悪い妖精とは一体何なのかの説明は一切なし。

 

個人的におすすめの回は、31話・35話・43話です。

31話はいちか回です。今まで会えなかった母親とようやく再会できるお話なので、感動します。

35話と43話はひまり回(35話はあおいとセット)です。

ひまりは、プリアラを通して一番成長したキャラではないかと思っています。ひまり視点から見たプリアラとは、ずばり自己肯定感の低いひまりが物語を通して、自分を好きになるまでのお話です。彼女はその性格上、どうしても辛い展開の標的になりやすいですが、それを乗り越えていく姿は泣けてきます。

 

 

キャラクター

キャラクターに関しては、プリアラは敵含めて非常に魅力に溢れています。敵幹部も5人くらいいるので、マンネリ化しないのも良かったです。

 

敵幹部の心情は丁寧に描かれていた。
©2017 ABC-A/東映アニメーション

 

プリキュアも6人体制という歴代最多の数なので、各々の魅力が十分に活かされないのではという不安もありましたが、そんなことはありませんでした。

 

あきらさん(女性です)
©2017 ABC-A/東映アニメーション

 

ゆかりさん(左)
©2017 ABC-A/東映アニメーション

 

説明不要の人気キャラ、剣城あきらは勿論、そのパートナーでお馴染みの琴爪ゆかりさんという歴代プリキュアでも唯一無二のキャラを排出しています(通称:あきゆか)。ゆかりさんは、女性版シャア・アズナブルみたいな人で、敵を欺く策士的な一面を持ち合わせていながらも、自身の弱みを抱えています(そしてそれを自覚しています)。

 

 

感情によって耳の色が変わるところとか愛おしい。
©2017 ABC-A/東映アニメーション

本作の妖精枠はペコリン(CV. かないみか )。ペコリンは、物語の鍵を握るキャラではなく、戦闘中のサポートも一切関与しない点で特異です。そのため、物語序盤はまともに出てこない回もありますが、歴代妖精に負けない愛嬌ありの可愛いキャラです。戦闘には参加しませんが、要所要所でプリキュアメンバーの復活に寄与したりと、重要な役回りを演じています。

 

アクション

アクションは肉弾戦を排除しており、それが迫力に欠けるとの声もあります。しかし、肉弾戦を排除したからこそ生まれた飛び道具や、武器を生成する戦い方等、プリアラ独自の戦闘シーンが生まれました。そして、何故かスイーツで体を身にまとえば肉弾戦OKというルールがあり、キュアジェラートに関してはほぼインファイターキャラといっても差し支えないです。キュアホイップ、エリシオとの最終決戦で足による攻撃を行っています。

 

 

©2017 ABC-A/東映アニメーション

©2017 ABC-A/東映アニメーション

 

作画

作中屈指の安定度。というか、キャラデザもデフォルメ化されてるし、その影響もあるのかも?一方で、Goプリやトロプリのような気合の入った作画はありませんでした。

 

演出

冒頭でも書いていますが、ジュリオ復活の41話は痺れました。今まで退場していたキャラが復活するのは、やっぱり熱いよね。

 

劇伴

プリアラの音楽で特徴的なのは、何といっても変身BGMです!6人それぞれ変身BGMが異なっており、どれもキャラの性格をイメージできる素晴らしいBGMに仕上がっています。そのため、プリアラサウンドトラックも6人分用意されています。

あとはキャラソンが、劇中で多用されていた点も、個人的には良かったです。

 

映画 キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!

 

©2017 ABC-A/東映アニメーション

©2017 ABC-A/東映アニメーション
  • 映画ハトプリと同じくパリが舞台。
  • まほプリがゲスト出演。
  • 時系列は本編37話と38話の間。
  • シエルが中心となるストーリー。
  • 映画限定フォーム登場。
  • 映画本編前に歴代妖精がメインのCG短編がある。
  • 顔芸全振りの映画(重要)

 

©2017 ABC-A/東映アニメーション

©2017 ABC-A/東映アニメーション