Yu's Tea Room

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To enlarge education of world heritage for peace.

「人を動かす」(D・カーネギー)を読んで①

今、タイトル通り、上の書物を読んでいるわけですが…

忘れまいうちに、心に響いた文面を綴ります。

人を動かす3原則

1.批判も非難もしない。苦情も言わない。

まず、導入で筆者は、悪人達はいくら倫理を犯すようなことをしてきたとしても、そこに反省の念は抱いてないという。
さらに、批判及び非難は相手を激昂させ、悪い効果しかない。
そもそも、人を非難する前に自分の欠点を見つめ直し、是正することこそが大切なのだ。

人を非難するのは、ちょうど天に向かって唾をするようなもので、必ず我が身に返ってくる。①

人を批評したり、非難したり、小言を言ったりすることは、どんな馬鹿者にもできる。そして、馬鹿者に限って、それをしたがるのだ。②

2.率直で、誠実な評価を与える。

これは、私にとっても興味を引く内容だった。
前章の延長戦といった感じで、端的にいうと、

承認欲求を満たしてあげるために誉めよ。しかし、それはお世辞などではなく、心からの賛辞だ、と。

なるほど、承認欲求は扱い方次第でプラスにもなるし、マイナスにもなる。
そう思ったのは、ベストセラー「嫌われる勇気」からだ。
私が大学入学前に読んだものだが、こちらも、キーワードは「承認欲求」である。
承認欲求が起因し、人は劣等コンプレックスを抱くことが述べられている。しかし逆に言えば、それを上手く使えばバネ(野心)にもなる。
「人を動かす」でも同じことが述べられている。人はこの承認欲求があったからこそ、文明は発達していったのだ。

奇妙な接点が見つかった…

続く。