皆さん、計画的偶発性理論って聞いたことありますか?
私は大学2年生のときに授業でこれを知って、今でも自分のなかで大事にしている考え方です。
本記事では、計画的偶発性理論についてとその活用について紹介していきます。
計画的偶発性理論とは?
計画的偶発性理論とは、スタンフォード大学のクランボルツ教授が提唱した、キャリア論です。
具体的にいうと、個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方です。(Wikipediaより引用)
例えば、皆さんの過去、そして現在の自分を思い出してみて下さい。今の自分があるのは、全て計画的(つまりは必然)な結果によるものでしょうか。
おそらく、そのような人は100%いないでしょう。
なぜなら、物事には必ず何かしら外部とのかかわりがあり、それを100%予知することは不可能だからです。
そして、ここからが本題なのですが、クランボルツ教授は、それを指摘したうえで、「だったらその偶然をコントロールしていこうよ」と唱えているのです。
では、どうすればいいか。その計画的な偶発性は、以下の行動特性を持っている人に起こりやすいと考えられています。
5つの行動特性
- 好奇心(Curiosity):絶えず学習の機会を模索。
- 持続性(Persistence):諦めない。努力の継続。
- 柔軟性(Flexibility):拘りを捨て、信念・概念・態度・行動の変化させる。
- 楽観性(Optimism):ポジティブシンキング。
- 冒険心(Risk Taking):結果が不確実でも、リスクを取って行動する。
これらの要素を持っている人は、よりよいキャリアを築くことができると考えられます。(All Aboutから参考・引用)
考えてみれば、これらを持っている人のほうが、自分の将来をより明るくしそうな気がしますよね。
ひとつ例をあげてみましょう。
例えば、最初の好奇心。より多くの興味を持つ人のほうが、持たない人よりも圧倒的に機会が恵まれていることは確かでしょう。
仮に、皆さんが新しいアルバイトを始めるなかにだって、自分の人生を変える大きな出会いや出来事がある可能性もあるかもしれません。
では、無計画に生きればいいのか?いいえ、違います。
計画的偶発性理論を考えるうえで、「じゃあ、無計画にいきればいいのか」、「すべて行き当たりばったりあいいのか」という疑問が出ています。それについては、私は違うと思っています。
あくまで、自分のなかで目標を決め、それに向かって努力していく過程で、計画的偶発性理論を念頭に入れるべきでしょう。なぜなら、方針がなければ、得られる機会も減ってしまいますからね。
因みに、人生の大事なイベントの殆どが、35歳までに起こるといわれています。この事実も知っておくと、この計画的偶発性理論をより意識できるかもしれません。