Yu's Tea Room

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【新春関西の旅】奈良編(薬師寺・唐招提寺・平城宮跡)

 

rissho-blog.hatenablog.com

 

前回の続きです。

 

本格的に旅スタートとなりましたが、どこ行こうかなとホテル内で考えていたところ、奈良にいくことにしました。

 

奈良は、以前にも行ったのですが、そのときは行きたい場所に全部行くことができなきあったので、そのリベンジも兼ねてです。

 

2023年に奈良へ行った際の記事はこちら。

 

rissho-blog.hatenablog.com

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まず最初に薬師寺へ行きました。

 

薬師寺

 

 

薬師寺は、古都奈良の文化財として世界遺産に登録

 

拝観料は、1,000円。まぁ、妥当な値段かな。

 

(左から)東塔・金堂・西塔

 

最初にある食堂を抜けると、講堂・金堂・東塔・西棟が出現。講堂の裏手に、金堂があります。

 

金堂には、正月限定公開で、吉祥天女像(教科書にも載ってる有名なやつ)の復元本が祀られていました。

 

中では、吉祥天女に手を合わせている人が沢山おり、人口密度も高かったです。

 

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国宝の東塔。奈良時代の建造物です。今に至るまで、1,300年の歴史を紡いだ木造建造物。「凍れる音楽」と評されることで有名。

 

緻密なデザインの水煙

 

金堂や講堂には、国宝文化財が多数安置されてました。

 

薬師三尊像や、仏足石、仏足歌碑等。仏足歌碑については、非常に達筆な漢字が石碑に彫られており、1,000年以上も前に、このような物が作成されていた事実に驚きました。

 

東院堂(国宝)

鎌倉時代再建の東院堂。なかには、聖観音立像(国宝)が安置されている。

 

東塔(国宝、手前)と西塔

 

元々、天武天皇が、奥さんである持統天皇に病気平癒を願って発願して建立されたのが、薬師寺。人の思いが、1,300年以上も形として残っていることは、奇跡ですよね。

 

休ヶ丘八幡宮社殿(重要文化財

最後に南門を通り抜けて、薬師寺の鎮守社の休ヶ丘八幡宮を訪問。

 

作法的には、最初に休ヶ丘八幡宮で身を清めてから、薬師寺へ参拝するのが正しいらしい。境内はこじんまりしていて、数分もああれば十分なのですが、人も少ないので快適でした。この小ささが逆に良かった。

 

唐招提寺

 

 

薬師寺唐招提寺はすぐ近いので、セットで見るのがお決まりかと思います。

前回は唐招提寺も行けなかったですからね。今回訪問できたことが嬉しい。

 

狭い道路を5分~10分歩くと、着きます

途中の道路(通称「歴史の道)は、狭すぎて車一台分しか入りません。おそらく一方通行かな?

 

道中、高齢者が反戦メッセージを訴えかけていた。「沖縄」がどうたらの横断幕持ってたから、共産党支持者でしょうな。

 

唐招提寺到着!

こちらも、拝観料1,000円。交通系icで支払いできるのポイント高い。

 

金堂(国宝)

 

唐招提寺は、鑑真が開山したお寺で、759年創建。まず最初に見るのが、この金堂。

 

とにかく大きい!奈良時代から現存する寺院金堂では、最古のもので、歴史的史料として非常に貴重。

 

鴟尾

西側の鴟尾(屋根の飾り)は創建時からのもので国宝です。2000年からの修理時で、取り換えられました。

 

講堂(国宝)

金堂の裏手にあるのが、講堂。こちらも、写真のフレームに収まりきらないほど、横に長いです。

 

鼓楼(国宝)

 

鎌倉時代に建てられた舎利殿の鼓楼。2階建ての建物。

久能山東照宮のときも、鼓楼見たんですけど、このフォルムが何ともたまらんですね。

 

礼堂(重要文化財

 

礼堂は、鼓楼のすぐ隣にある縦長の建物です。しっかり中にお坊さんがいた。

 

宝蔵・経蔵(ともに国宝)

 

個人的に、唐招提寺の伽藍で一番のお気に入りが、宝蔵・経蔵。

 

宝蔵が写真左側で、経蔵が右側です。大きさは宝蔵が若干大きいですが、ともに奈良時代の建立で国宝。

 

正倉院と同様の造りですが、経蔵は最古のもの。すげぇな。

 

経蔵

校倉造の建築物ってホント地味なんだけど、俺が修士論文で倉庫建築を取り上げたからか、妙に惹かれるんですよね。

 

簡易的な造りなんだけど、実に合理的であり、機能性と無駄のないデザインを兼ね備えた美しさ...

 

唐招提寺は「古都奈良の文化財」の構成資産のひとつとして、登録されています。

 

でも今回まわってみて、唐招提寺って国宝建築物の数も多いし、単独での世界遺産も十分狙えるほどのポテンシャルは秘めてたと思いました。

 

この日の初飯だった

 

西ノ京駅駅に戻り、大和西大寺駅へ戻ります。大和西大寺駅のなかにある、電源コンセント設置しているカフェで、少しばかりの休息。

 

サンドウィッチ・パスタ・コーヒーを注文したが、おまけで一口サイズのパンが付いてきました。中にジャムとかは入っていないオーソドックスなパンですが、しっかり香りついてて美味しかったです。

 

国営平城宮跡歴史公園

 


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大和西大寺駅から平城宮跡へ。Google mapだと、歩いて約20分程度と表示されていましたが、国営公園入口まで行くなら10分くらいですね。


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公園入口に着いて初めて知ったんですが、隣に奈文研あったんですね。

めちゃくちゃ綺麗な建物で、働く環境として羨ましい。


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道なりに沿って歩いていくと、何やら大きな建物が。


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これは・・・

 

大極門

復原された大極門です。公園内の丁度ど真ん中に位置します。


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東楼部分は現在工事中で、今年度完成予定とのこと。


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全体的にはこんな感じ。日没の時間帯でしたが、周囲にはランニングしているもいました。南に下り、朱雀門へ向かいます。


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ここで初めて知ったことがあるのですが、何と公園内に近鉄の線路が貫通しています。

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歴史公園内に電車が通る事例でも、稀に見る光景(というか今まで見たことない)ですが、これは一体・・・

 

これについて調べたのですが、どうやら公園として整備する以前から、近鉄が土地を所有しており、後から発掘調査の成果により、近鉄の敷地がかつての平城宮だったという時系列らしいです。

 

朱雀門

歩いて朱雀門到着。あの踏切を通り抜けれれば、すぐ朱雀門へ行けるものの、通行できない時間帯だったため、迂回しました。すっかり暗くなってしまいました。

 

朱雀門は復元物としては、平城宮跡のなかでは最も古いものになります。が、それを感じさせないほどの鮮やかさです。


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朱雀門広場に観光交流施設があった。ウズベキスタンの民族衣装があったので、何かと思えば、どうやら奈良市ウズベキスタンは協定を結んでいるよう。

 

丁度去年ウズベキスタン行ったから、タイムリー。

 

第一次大極殿

 

さて、南の朱雀門から一番北の大極殿へ移動。2015年復元されました。

 

とにかく巨大な建物で、こんなものを当時の人々が造ったと考えると恐ろしい。

 

公園内はさすがに自分一人だったので、歴史の風を独り占めできた。

 

てか、さすがにこんな真っ暗の場所に人いたら、ちょっと怖いな(笑)

 

※歴史公園かつ現在も発掘調査の現場でもあるので、周囲にそんな電柱は立ってないで、夜暗くて怖いです。一応、自転車で通っている人はいました。


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大極殿を光量の強いライトが照らしだす。


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このライト365日稼働していると考えると、相当金掛かってると思う。

 

平城宮跡まわって感じたのが、文科省はこの平城宮跡を現代に甦らせることが、大きな至上命題...ひとつの国家プロジェクトをやり遂げるという意志を感じましたね。

 

余談ですが、大極殿バリケードにアルソックのシール貼ってたので、セキュリティ関係はアルソックと契約してるみたいです。

 

これ、契約期間いつまでにしてるのかな?一年ごとに更新?一般競争入札で毎年違う会社と契約しているのか等、色々気になりました。


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歩いて大和西大寺駅まで戻ってきました。そのまま、近鉄日本橋駅まで戻ります。


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エキナカドトールでくつろいだ後、ドトールの目の前のカレー屋さんで夕食。

 

900円のチーズカレー、小さいですがサラダもついてきたの嬉しい。


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店内。店員のおばちゃんが、絵にかいたような大阪のおばちゃんで、何か良かった。

 

泊まる場所は、またまた西成(笑)安いからね、しゃーない。


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西成らしい安価な自動販売機、最低価格50円から。

 

ビジネスホテル和香

 


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はい、今回のホテルです。お値段、なんと2,400円。

 

値段をケチって予約しましたが、これが思わぬ結果に・・・


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廊下です。前回のホテルとの落差が凄い。

 

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部屋です。エアコンやテレビもあるので、寝るだけなら問題ないのですが・・・


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トイレとシャワーは共用です。やっぱ共用だと、いちいち部屋の外出るのめんどくさいんだよな。

 

シャワーを浴びる際に、タオルは借りれるかきいたら、「有料」でした。あと、洗面台がクソ小さく、顔洗うにも洗いづらいし、古くてお湯はでないはで、最悪でした。よかったのは、古いホテル特有ののアダルトチャンネルがタダで見れたことくらいか。

 

今回泊まったホテルの中で、ダントツでワーストでした。

 

ケチりすぎるのも、よくないなとこのホテルで学びました。バランスが大事。

 

次回、和歌山編です。