この本を読むきっかっけは、大学で経済学概説の授業を受けてたとき、先生がおススメしていたからだ。他にも、以下の本を読みたいと思っており、どれを買おうか迷ったが、書店で立ち読みした際に一番読みやすかったので購入した。
今日読了したので、私の感想を述べていく。
トランプ王国
この本を書いたのは、朝日新聞の記者だ。現在は海外で様々な記事を書いているらしい。
なぜトランプが大統領になったのか?
多くの日本人が思った疑問を、この本が解決してくれる。
構成としては全7章で第1章~第6章までアメリカでの取材内容。第7章が筆者の意見陳述。最後の章で筆者の意見陳述があるので、本としては成立している。
若い、あるいはまだ執筆経験が少ないからなのか、筆者の文章力は乏しい印象を受けた。(じゃあお前書けんのかよ、お前まだ学生だろうがよ。生意気なこと言うなよ、とか思われる方も多いだろう。その通りでございます。すいません笑)
この本を読めば、なぜトランプが大統領になったのか....その根幹、最終的にはアメリカ、全世界が抱える問題が見えてくる。
私はこの本を読んで、「大変なのはアメリカも同じなんだ」と思ったのが素直な感想だ。雇用問題、エスタブリッシュメント・移民に対する不満、学費、ミドルクラスの没落、等々。
特に学費のことに関しては、私も奨学金という名の借金を抱えているので共感できた。私はアメリカは「学費は高いが、奨学金制度は充実している」という先入観を持っていたが、実情は違った。一部のアメリカの学生たちは苦しんでいる。
正直なところ、この本を読んだら、アメリカより日本にいた方が良いかもしれないと思ってしまう。もし、自分がアメリカ人ならクリントンでなく、バーニー・サンダースに投票すると思ってしまう。
そして、問題の根幹はグローバル化と技術革新へとつなげた筆者。特にグローバル化のことを前面に取り上げている。この本は写真やグラフ等を多用していて、非常に読みやすい。気になった人はぜひ手に取って読んでもらいたい。
P.S.
今までブログ更新してなくてすいませんでした。簿記もちゃんと受けましたし、色々書きたいことはあるんですが、ブログ書くためにパソコン立ち上げるのもなんか面倒くさかったので、やってませんでした。