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災害と遺産保護の関係(コラム①)

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世界では、地震、台風、洪水、地滑りなどの自然災害が頻発しています。

今回は、災害と遺産保護の関係について持論を述べたいと思います。

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災害と遺産は避けては通れない関係だ。人的災害ならともかく、自然災害であるのならば、遺産への被害は不可避である。

 

ここで、重要になってくるとは、その災害が起きることを想定して未然に防ぐ遺産保護と二次被害を防ぐ遺産保護のふたつに分けられる。本論では、このふたつを中心に災害と遺産保護の関係性を述べる。

 

まず、災害を想定した遺産保護についてだが、これは災害が起きた後にスムーズに修復に移るためのプロセスを事前に構築しておくことが重要だと考えている。

 

特に発展途上国や貧困国に関していえば、上記の文化財修復プロセスが構築しておくことが急務である。

 

具体的には、日本の文化財保護法のように、文化財を保護するための優れた法体制を整えておくことが有効だろう。

 

また、文化財修復プロセス以外にも遺産展示の仕方にも工夫は必要。災害規模によっては、どうしようもない場合もあるが、やはりある程度の耐震補強などはしておくべきだろう。

 

次に、二次被害を防ぐ遺産保護について述べる。

 

これに関しては、急務の事態であるので先に述べた遺産修復プロセスを発動し、文化財を守るとともに、国際的な支援を求めることが重要だろう。

 

近年では、遺産の危機遺産リスト入りを忌避する傾向があるが、これは断じてとってはいけない姿勢である。

 

早急に国際的な支援を求める事によって、守れる文化財が増えることは確かである。

 

世界遺産条約に締約している国であるならば、締約国であるメリットを活かして、危機遺産リストに登録してもらい、世界遺産基金を遺産保護のために使ってもらうことも有効だ。(しかし、世界遺産基金は昨今不足しているという課題もあり、本当に使えるのかは悩ましいところである)

 

以上、ふたつの観点から災害と遺産保護の関係を述べた。最後に、上記の点に加えて「教育」も重要だと付け加えておく。結局、文化財を修復するのは人為的なものだから、現地の人の修復知識や能力が鍵になってくるからである。

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と、まぁ長たらしく書いてきましたが如何でしょうか。

もしよければ、私の自論についてコメントで評価して頂けると嬉しいです。

 

ここまで読んでいただき、有難うございました!

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