実は最近、私も芥川賞作品コンビニ人間読みました。(文庫版出てたので)
- 作者: 村田沙耶香
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2018/09/04
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (8件) を見る
感想
内容に関しては普通かな。内容でいえば、「ちょっと今から仕事やめてくる」(これも少し前に読んだ)のほうが面白い。
でも、この本が芥川賞受賞した理由はやっぱそれなりにあると思う。
個人的に凄いと思ったのは、比喩表現が素晴らしいこと。つまり表現力・文章力かな。
属していたグループ(コミュニティ)から排除される例えを上手く表していると思う。
あとキャラクターが強烈で、印象に残りやすい。まぁ、強烈なキャラクターといっても二人しかいないし、元々登場人物もあまりいないわけだが。
その二人ってのは(読んだ人ならだいたい検討つくだろう)、主人公「恵子」と魔性のくず「白羽」だ。
主人公に関しては常識を逸している。読者のブログを漁っていたが、とあるブロガーが「現実世界ならば、主人公は何かしらの発達障害を持っていると思われる」といっており納得してししまった。
そして白羽。読んでて腹が立つほどのくず。くずの具現化かも。読んだらわかる笑
すぐ読めるほどのボリュームなので、気になった方は読んでみて。因みに親父は一日で読んだらしい。