Yu's Tea Room

マイペースに日常の出来事を語るブログです。

こんにちは。
重松清さんのビタミンF読んでます。まだ全部読んでませんが。

ハッキリ言って、これは (親に対して)優しくなれる本です笑
この時期に、この本に出会えて良かったです。多分思春期の子供達には分からない部分があるんでしょうね。現在親として頑張っている方々にも読んで貰いたい本です。親目線ではまた違った感じ方するでしょうから。

なんつーかね、もうリアルすぎ笑
本当に重松清さんが実体験したんじゃねぇの?っていうくらい妙に現実味あります。(台詞も含めて)

あと、結構性描写多めです。半分しか読んでないですが、簡単に内容紹介します。全7短編から構成されています。

①ゲンコツ
駅前でたむろする若者達に嫌悪感を抱く38歳男の話。オヤジ狩りを恐れている。初代仮面ライダーどんぴしゃな世代。微妙な年頃で、まだ若いのか、それとも老いているのか、苦悩している。自販機前でいたずらしているチンピラ中学生に注意し、ある出来事が起こる。
些細な物語でしたが、心温まるいい話でした。性描写あり。

②はずれくじ
素っ気ない息子、その息子に微妙な感情を抱く親父の話です。母は病院で手術を受けてて、入院中。その間、息子と二人きりの生活が続く。宝くじがキーワード。随所に若き親父とその父の回想シーンが盛り込まれている。息子は素直な性格なのか、悪い連中にパシりにされることがあった。警察にも電話があり、そのことで親父との間に亀裂が走るが...
親父の部下との会話のシーンがあるんですが、それが印象的でした。やはり考えていること、ジェネレーションで違いがあるのかなぁ、と。最後の息子とのやり取りもほのぼのする内容でした。

③パンドラ
屑のスケボー男に騙された娘、そしてそれに苦しむ両親の話です。かなり性的な内容です。物語は娘がスケボー男と一緒に万引きに荷担したことがバレたことから始まります。どうやら、そのスケボー男と大事な娘がヤッたらしく、その事実に親父は憤怒する。というより、得体の知れない奴と付き合っていることに腹が立っていた。母は真剣に付き合っている娘の気持ちを肯定的に捉えていたが、どうやら父と娘の関係はぎくしゃくし...
最後はそのスケボー男が屑人間だと分かり、娘は騙された形で終局へ向かう。親父はオルゴールの中にタバコとライターをしまい(再び禁煙を開始し)、物語は終わる。
親父さんの方は娘のことで思い悩み、その悩みが発展し、初恋の人と再会しよう(良妻の妻がいるのに)とまで苦悩するが、最終的に事件の終結と共にその気持ちも吹っ切れます。
思春期の娘さんを持つ方はすげー大変だなぁと感じる話でした。もし親父さんが自分の立場だったらと考えると...いやー、どうなるんかな。

④セッちゃん
いじめの話です。これはまじで辛い話でした。妙にリアルすぎて怖かったです。印象的だったのは、娘さんがダンスで踊れず、いじめが発覚したシーンですね。本当に悲しかったし、いじめてる女子達に対して怒りがこみ上げてきました。結局いじめが無くなったかは分からないですが、一歩前進したのかな、と思う終わり方でした。

もう一度言います。親に優しくなれる本です。親に聞きたいです。「俺は理想の息子になれたかな」って。そう思うようになった本でした。重松さん、有難う。